飲食店の受動喫煙問題
ニュースを見ていると利権の対立という気がしないでもないですが、いわゆる共謀罪法案を通す理由のひとつに条約加盟していないのは日本だけという理屈(条約はテロ防止目的ではないというそもそも論はここでは置いておいて)を言っているのに、この場合は積極的に世界の仲間に加わりたいからという主張はしないんですかね。
それだけ吸いたい人がいるんだったら入り口にその旨表示しておけばいいと思いますが、禁煙にするとお客が来なくなるという主張をしている人がいるけど、禁煙じゃないから(美味しいと評判でも)あの店に行かないという人も一定数いるので、お客は自業自得なのでいいけど北京のPM2.5並みとも言われる紫煙を吸い続けながら仕事をしている主人は自分や従業員たちの健康より稼ぎの方が大事なんでしょうか。
同じ建物で分煙はかなり難しい(どうしても煙が流れてしまう)ので、ある程度大きな施設でないと完全分煙はできないから、本当に小さい店しか喫煙可にできないと思います。
それもいいけど、会社で就業時間中にタバコを吸いに行くやつらの給料を引いてくれ。
大事な話をしていると言ってるけど、だったら全員にしろっつーの!
報道ステーションの松岡修造のコーナー
彼の時だけなぜかColdplayの"Viva la Vida"がかかる謎のスポーツコーナーですが、もうひとつ他の人と違うのは普通は選手を呼び捨てするんですが彼だけは「さん」をつけることです。
彼がアスリート出身なのが理由なのかもしれませんが、面と向かっては別にして一般的に役者なんかもそうですけど呼び捨てをしても失礼でないということになっているので、彼だけさん付けしているのを聞くと違和感がします。名前が出るたびに「さん」が煩わしく聞こえるというか。
文章でよく(敬称略)とあるのもそういう考えのひとつだと思いますし。
だったら番組全体さん付けするか誰が担当の時もつけないとかのどちらかに統一した方がいい気がします。
サンデル教授の白熱教室
昨晩、BSでサンデル教授の白熱教室の放送予定だったんですが、裏番組のダウントンアビーと重なっているのとそもそもハードの空きがなかったので仕方なく見始めました(テーマはトランプVS.反トランプ)。
22:00から途中10分のニュースを挟んで23:50という放送時間でしたが、長いなりにどちらの言い分よくわかり、普通、溝は埋まらないままのことが多いように思いますが最後にはノーサイドに近かったように感じました。
途中の発言で、こんな長い番組を見るのは日本人以外にいないだろ(米国人は見ない)というものがあり、そこでこれは日本向けに制作されたものだと知りました(制作はNHKエンタープライズ)。
アメリカ市民同士の対話が足りないという意見がありましたが、それなりに時間をとった番組だと見る側も自分とは反対の意見に対して理解が深まるのはなにもアメリカ人に限ったことではないと思います。
最後まで見たことがないのですが、朝生はエンディングでこういう着地になるのかなと思いました。
最近の国会なんかは特にそうで、相手の意見を全く聞こうともせず自分達が正しいという態度で物事を進めている場面が多くあります。
"Make America Great Again"とは昔は良かったという考えのようだが、マイノリティにとっては絶対にそうではないと言っていた人がいたのが印象的でした。
「戦後レジームからの脱却」とか「日本を取り戻す」と言っている人が日本にいますが、言い方は違えど同じようなことを言っている気がします。
最近の女子プロゴルファーを見に来る人々
セクシークイーンだか何だか知りませんが、そういうのを見たいならどこかよそに行けばいいんでないですかね。予選落ちする程度のゴルファーなのでプレーの参考に見に来たというのでもなさそうで。
ゴルフには興味がないので、そういうのがスポーツニュースで流れるとテレビ局も含め全員どっちもどっちだと思います。
どこかひとつくらい「このギャラリー(おっさん)はバカなんじゃないの?」みたいな目線で報じてもいいいような。
ザ・シューター
ややこしい話ですが、最初に新潮文庫から『極大射程』(原題は"Point of impact")というタイトルで出たボブ・リー・スワガーサーガのひとつだった作品が、映画化されるにあたり(当初キアヌ・リーブス主演と聞いていたんですがその話も映画化もしばらく頓挫)「ザ・シューター」というタイトルになり、少し前にNetflixオリジナル版として全10話の同名タイトルのドラマが制作されました。
小説はかなり面白く、『ダーティ・ホワイト・ボーイズ』等他のスワガー作品を読んでいなくても楽しめた記憶があったんですが、版権が扶桑社になってから出た作品はイマイチだった(それに高かった)のでしばらく離れていました。←訂正:『極大射程』だけ新潮社から出て、他は全て扶桑社でした。イマイチになったと思ったのは『狩りのとき』の次の作品くらいからです。
先日、書評で新作がかなり面白いと紹介されていたのですが、『極大射程』も版権が新潮社から扶桑社になり訳も別の方がやっていました。古典の新訳は最近多いですが、さほど古い作品でもないのでわざわざ訳し直さなくてもと思うんですが、訳者と出版社との問題が何かあったのですかね。
少し前は新潮文庫版も廃番になっていて、どうしてこんなに面白い作品がこうなるのと思いましたが、Kindle版もあるみたいですし、Netflix版(話は最終回で終わってましたがシリーズ化も可能に思える作りでした)とともに広まって欲しい作品です。
映画版はイマイチみたいですが(未見です)、Netflix版はオススメです。
ゴルゴ好きにも向いているかもしれません。
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「日本人」
テレビを見ていると、「日本人でよかった」と言っている場面がよくあり、その対象というかそれを発しているのは日本の食べ物を食べている時であったり文化的なものに触れている時であったりします。
この良さがわかるのは自分が日本人であるからだということを言っているんだと思いますが、海外の日本の研究者の方が日本人からその良さがわからないでしょうというニュアンスの質問をされるけど、結構細かいところまでわかるそうで、卑近な例で言うといつまで経っても外国人に「箸の使い方がうまいね」と上から目線で言っているレベルの人と変わらない気がします。
日本に生まれ育っても日本人でない人もいるし、定義はいろいろあろうと思いますが日本人の中にも自国の良さを勉強していなかったり理解していない人がいるので、日本人であるだけで優越感を持っているように思われる「日本人でよかった」とか「日本に生まれてよかった」といったおのれの偏狭さを知らしめてしまう言い方をするのはもうやめにした方がいいと思います。
先日聴いたラジオに出ていた小林よしのりが「日本人であること以外誇るものがない」劣化したナショナリズムと言っていましたが、最近の「日本て、いいね」というコンセプトをメインにした番組が多いですけど、ひどい犯罪だって起きてますし、企業トップは粉飾決算に政治家はウソつきだらけと、これらもみんな日本人ですから(いっそのこと、非国民認定してもいいような人ばかりですが、そしたらなに人になるんですかね)あんまり民族の優位性を前面に押し出すのって間違っている気がします。
私は、そんな日本人だったら御免被りたいところです。
↓読んだことないけど、カッコ書きだから何か含むものがあるんでしょうね。