加水分解問題

化学繊維というか合成樹脂というのかわかりませんが、身の回りで使われるものの多くにポリウレタンという素材が使われています。

例えば、スニーカーのソールだったり、メガネやサングラスのパッド(鼻当て)やモダン(先セル)、樹脂製の時計ベルトやボールペンのグリップなど衝撃を緩和したりフィット感を高める目的で用いられています。

意外なところではヒートテックにも使われています。

 

その効果は十分に発揮されていると思うのですが、汗だけでなく空気中の水分と結びつくとある日いきなりボロっといったり、ネバネバしてくるのが困った点で、個人的経験だと靴やスニーカーのソールがパックリ裂けてしまったことが2回(靴は別素材で張り替え、スニーカーはおさらば)、時計のベルトが急に切れてしまったことが2回、サングラスのパッドやモダンの交換が2回などまあまあの被害であります。

ある程度使って耐用年数がきたからおだぶつになるのは納得できるのですが、例えば時計は本体は何ともないのにベルトだけ切れてしまうため、ベルトを交換しようと思うと、修理部品は定価なのでAmazonなどで丸ごと買い替えた方が安いという逆転現象が起きます。

●ショックという製品をはじめデジタル時計大手のC社のHPにはこのことを言及している箇所はないのですけど、誰も気付いていないはずはないと思うのですが。

某掲示板には「被害者の会」というスレッドまでありますし。

↓こちらは●ショックでもなく、チープ●●●というのでもなく、ただの電波時計です。

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サングラスもO社の割と高価なものを買って、一応パーツも販売しているのですが、頻繁にモデルチェンジするのでパーツが手に入らなくなり、他の部分はまだ大丈夫なのにその理由(ネバネバ)だけで使えなくなるのはいかがなものかと思います。

↓サングラスの先セル。緑青も多少確認できます。

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P社のボールペンが好きなので何年も使っているのですが、リフィルはあるのにネバネバになるグリップの替えは売っていません(メーカーにも問い合わせました)。リフィルを用意するということは長期利用を想定しているはずなのに本体を丸ごと買い替えないと新しいグリップは手に入らないのは検討してほしいと思います。200円くらいなので買い替えればいいのかもしれませんが、他のパーツは大丈夫なので勿体無いんですよね。

↓ボディでいうと5〜6代目です。WANDSのようにスピリッツが継承されているだけで初期メンバーはもういません。

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そんなつれない対応のところが多い中、JINSのメガネはなんと無料で先セルを付け替えてくれたので、社名を出したいと思います。3,980円のブルーライトカットの安いやつなのに。

 

少し前ですが、フジのOUTデラックスにEXILEのMATSUという人が出ていてスニーカーコレクションを見せていたのですが、彼は加水分解がいやだといってすべてジップロックに入れて保管していました。