両手をどうするか問題

ニュース番組で座って読む場合はテーブルに置かれた原稿に目を落としたり、カメラのレンズ横に手元の原稿と同じものが出るプロンプターの画面を見て読んでいると思います。

 

コーナーによってはアナウンサーやキャスターやそのどっちでもない女の子(モデル等)が立ってニュースや気象情報を伝える場面をちょくちょく見かけますが、その際の手をどうするかは各番組でまちまちです。

 

ニュース番組では手にはA4タテ型で上にクリップがあるタイプのバインダーを使っていたり(NHKニュースウォッチ9のスポーツコーナー)、私の視聴して気づいた範囲でですが、日曜深夜のテレ朝のニュース&スポーツでの巨大なファミレスメニューのようなものを持って読んでいますが、これは大き過ぎてちょっと違和感を感じます(スポーツコーナーのみなので、そもそもその大きさに見合った原稿量でもありませんし)。

立って原稿を読む際にプロンプターでなくバインダー等を使うのは、何も持っていない手をどうしたらいいかという問題があるので、だったら何か持たせればいいということで持たされている気がします。

 

Appleの新製品発表会に代表されるスタイルでは、手には何も持たず手はプレゼンする際のジェスチャーに使われていて、ここぞという時にポケットから新製品を取り出し注目してもらいますが、これは手を使うのが上手な方がやっていると見ていて思います。

 

NHKのクロ現+は日替わりキャスターがオープニングでは立ってイントロ的なことを話しますが、その際は手と手を身体の前で接触させていて、その接触させている位置がヘソより高い方もいればヘソより低い方もいます(ヘソの位置は私の推測です)。

新聞に載っていたマナー講師の話によると、高い位置で手を接触させるのは韓国式でマナー教室では教えないやり方なんだそうですが、そのよしあしはさておきNHKではどこかの段階でそういう研修はやっていないんですかね。みなさん生え抜きなのでよそからやってきた方ではないはずなのですが。

 

慣れの問題なのかもしれませんが、手が高い位置にあるとその位置自体が気になります。

マナー的にはどうなのか感知しませんが、個人的には手をヘソより低くするか、手に原稿を持ってくれた方が自然な感じがしていいと思います。

日曜の日テレのGoingでモデルらしい女の子が天気予報を読む際(もちろん気象予報士ではない)、手を前の高めに持ってきているんですが、片方の指を一本だけもう一方の手で包むようなやり方をしていて、一週間の中でそのやり方が一番気になるというかそっちに気をとられて集中できません。

多分任期が1年なので早くいなくなってほしいです。

 

これらとはまた違うものに料理人の写真はみんな腕を前で組んでいるものが多いということがあります。腕組みはボディランゲージの意味として心を閉ざしているとも言われたり、偉そうな印象を与えるので客商売をされている方がするべきポーズとしてはふさわしくないように思うのですが、何でかというと「カメラマンがそういうポーズをしてくれと言ったから」という理由なんだそうです。

これも両手をどうしたらいいか扱いに困った末に編み出した(といっても大したことないけど)方法なのですが、テレビを見ていたらやはりそういうのはイヤなのでということで後ろに手を組んで写真を撮ってもらっているラーメン屋店主がいらっしゃいました。