晴れの特異日

 明日は何年ぶりかに10月10日が体育の日です。

 ハッピーマンデーという寒い名前の施策で移動させられたいくつかの祝日がありますが、体育の日もその一つで、それに馴染んだ世代にしてみれば連休にはなるものの、やはりこの祝日はこの日でなくてはと思われる方は多いのではないでしょうか。

 10月10日は東京オリンピックの開会式を記念して制定されたのですが、そもそも何でその日が開会式になったかというと、晴れの特異日*だったからであります。

* 特異日(とくいび)とは、その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと(ウィキペディアの丸写し)。

 ですので 、この頃は運動会に適していると思いきや昨日今日は全国的に雨で今日なんか特に開催が危ぶまれる空模様ですが明日は晴れのようで、やはり10月10日の力はすごいと思いました。

 余談ですが今年の秋の運動会は軒並み安室奈美恵推し(ヘビロテで聴かされたHERO)のようです。もうお腹いっぱいなのに。

 今度の東京オリンピックの7月下旬の天気はどんなもんなんでしょうか(7月は17日の雨の特異日しかありません)。

 

と、ここまで書いてウィキペディア特異日の下の方の記述を読むと、10月10日は特異日ではないようだと書いてありました。昭和34年発行の気象ハンドブックによると、10月14日が特異日とされているようです。1971年から2000年までの30年間のうち、雨が全く降らなかったのが9日が17回、10日が19回、11日が14回で、特異日の定義である「前後の日と比べて」という点で突出して晴れの日が多いというわけではないので特異日と言えないことになります。

当時の気象庁の担当者が調べて、元々晴れが多かったのが15日と10日だったものの、15日は木曜、10日が土曜ということで次点だったけど10日になったというのがウィキペディアによると真相のようです。

傘がない

傘がない