させていただく症候群
厄介なことに、どんな動詞にもつけることが可能な「させていただく」なのですが、本来はそれ(発言者がする動詞の行動)をやることについて許可がいるような場合に使うへりくだった表現のようです。
昨晩、日テレのスポーツ番組を見ていたら、箱根駅伝の予選会の話題の時に司会からコメントを求められたモデルの子が「箱根駅伝は毎年見させていただいているんですけど」と言い始めて、単なるテレビ番組なのに誰の許可がいるのか考えてしまいました。
文法上は間違いでないんですけど、使われている場面がどうも。。。
これだけ蔓延していると、それを使うのにふさわしい場面でも反応してしまい気になってしまいます。
いっそのこと使ってはダメにしてみると他の言い方を考えるのでいいかもしれません。