DNA鑑定

科学捜査班などのドラマなどでよく出てくるDNA鑑定(DNA全部を調べるわけでなく一部のパターンを調べるので正確にはDNA型鑑定)ですが、

最近読んだ本(殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫))の中に出てきた足利事件はDNA鑑定で死刑判決が出ていたのにひっくり返った数少ない話だったので、読後しばらくそういう頭でいたのですが、何週間か前の週末の深夜に、民放でやっているドキュメンタリー番組にDNA鑑定の文字があったので録画だけしておき、ハードディスクの空きを作りたかったので「一応それ知ってんだけど」という気持ちで見始めました。

 

内容は予想に反して、DNA鑑定の絶対性を揺るがす話でした。
難しいというか自分もどれだけ正確に理解しているのかは怪しいのですが、DNA全体からいくつかの部分を検査し、人によって異なる「縦列反復配列」と呼ばれる同じパターンの繰り返しを、その部分ごとの発生確率を掛け合わせると(たとえば13の部分についてそれぞれ10人にひとりの確率だと、10の13乗分の1なので1兆分の1で)地上にいない理屈になるから、合致すると同一人物になるはずなんですが、アメリカのメリーランド州内だけでデータベースに登録されていたDND鑑定をするとそのやり方で122人も一致してしまったので問題になっているという話でした。

アメリカではこれに基づいて再鑑定をして無罪放免になった人が何人もいるようです。

 

読んだ本に出てた例では、被告人側が訴えても警察はなかなか再鑑定をしてくれないし、DNAがついている証拠も隠滅の疑いが高い(紛失したという)というどうしようもないことをやっているところもある話だったのですが、一度再鑑定を許可すると過去に死刑執行してしまった中で怪しいやつも掘り起こされてしまうので民間(と言っても警察の検査を依頼されてやっている大学教授)にやってもらって突きつけても上層部がノーと言ってもみ消されていました。

 

番組ではDNAが証拠とされた身に覚えのない罪で刑務所に入っている人が取り上げられていたんですが、再鑑定しようにも警察に証拠を返却したと言っていてないので証明できなく(被害者はもらってないし、もし返却するといっても要らないと言うだろうと証言)、絶対の証拠とされていたけど無罪なのに刑務所に入っている可能性があるなあと思いました。

 

CSIはラスベガスのシリーズが好きです。 

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