年末ミステリーランキング

12月になると週刊文春宝島社の「このミステリーがすごい」等の各媒体でランキングが発表され、以前は答え合わせというとオーバーですが自分がその年に読んだミステリーはどんなもんだろうと見ていたものですが、最近はガクッと読む量が減ってしまったのでかろうじて書名を知っているものすら半分以下という惨状であります。

 

読んでる頃には自分の価値観とランキングとの違いにムムムと思ったものなんですが、今はすっかりおいてけぼりです。

出た時はその本を買ってまで読もうかどうかというのは超能力者ではないので中身はわからないから、新聞の書評や雑誌のブックレビューの自分の感覚と合う方が推薦したり面白いと言っている人なら大丈夫と思って特に読んだことのない作家については買う決め手にしていました。

失敗を含む経験を積み重ねないと目利きにはなれないのですけど。

 

まだ熱心に本を読んでいる頃、新刊が出ると単行本でも買った作家に多島斗志之という方がいました。

引き出しの多いタイプで、読んでいる時は読書の喜びを感じさせてくれる作品を多く書かれていて、ランキングでは上位にはならないものの常連作家でした。

村上水軍(海賊)のことを初めて知ったのは彼の作品でしたし。

目の病気をされたらしく、最初は片方だけ見えなかったんですが遂に両方とも見えなくなってしまって、それからしばらくして失踪されてしまいました。

以後、発見されたという話も聞かず今に至るのですが、氏の新作をまた読んでみたいです。

 

 

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