若い頃と感覚が変わってきたもの

今年亡くなった大橋巨泉が「なぜ女性は歳をとると化粧が濃くなるか知っているか?」という質問を永六輔のラジオ番組に出た時にしていました。

答えは加齢に伴い色覚が若い頃と違ってくるからだそうで、彼がそれに気づいたのは機内誌に世界の絵画の連載をしていた時に緑内障の手術をして、術前術後で色の見え方(特に青色)が異なったからだそうです(男性は化粧をしないのでそういう変化が現れにくいし、気づきにくい)。

 

生活していて目に関して意識することの多くは視力ですが、それは白黒で見えていても関係ない話だけど、もうひとつの軸に色覚があって、それはなかなか認識する機会が少ないと思います。

 

どちらも怪我などでない限り毎日の変化はわずかですが、それなりの年齢になると若い頃と比べるとその差は歴然で、自分自身でそういう変化には気づけないけど家族内など身の回りに高齢者がいると、汚れに気づいてもそういう視点で認識すると腹も立たなくなりました。中には単にズボラで汚している場合もあるのでしょうけど。

 

そういう観点がない時は、年寄りの身の回りがあまりきれいでないのは雑になっていくだけかと思っていましたが、最近は汚れが見えていないこともあると思うようになりましたが、色覚の場合は身近な例だとガスコンロの炎の大きさが若い人より小さく見えるという現象が指摘されていて、結果さほど大きくない火力と本人が思っていても実は強火で焦がしてしまうことになってしまうんだそうです。

 

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