ながら族

何かをしながら聴くのに適しているのがラジオだと思いますが、心をというか意識を奪われて聴くだけになっていることが割とよくあります。

アイロンをかける時はたまったものをまとめてやるため1時間くらいになることもあるので、桂米朝全集から「これがいいかな」と思うものをかけることが多いです。

 

先日、これもラジオで聞いた話なのですが、能町みね子は執筆をするときはラジオを点けるとダメだけど絵を描くときはラジオを聴きながらで大丈夫なのは使う脳の部分が被っているからでないかと言っていてなるほどと思いました。

ラジオを聴きながら描いている漫画家は枚挙にいとまがないこともこの説を裏付けていると思います。

(昔NHKで見た手塚治虫の執筆風景は、目の前でテレビをつけっぱなしにしていましたが、これは何か発想のヒントになるものに偶然出くわすかもというある目的を持ってテレビにしていると言っていた気がします)

 

個人的には読書でもネット記事でもいいけど字を読む作業をしているときは同時にラジオ聴取はうまくいかず、どちらかに意識を持っていかれます。

ラジオは耳からですが、話を理解するたまに脳内で素早く文字化しているので、視覚からの文字情報と処理する部屋が同じで混線するんでしょうか。

 

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