「お笑い芸人」

テレビに出ている人でそういう肩書きの方は結構いるけど、出演している番組では何をやっているかというと司会やコメンテーターということが多く(私が目にしている限りの話ですが)、その肩書きが示すことに比重をおいて活動しているようには思えない気がします。

それはそれでいいと思うのですが、昔取った杵柄的な感じというか今は面白いかどうかわからない(むしろ落ちている?)と見ていて感じることがあるけど、一度一定の地点に達すると降格はないようで、誰かが言っていましたが「神棚に祀られている」方もいる気がします。

 

落語をよく聴くのですが、落語界では歳を取った落語家もふんぞり返っている人はおらず、若手に混じって寄席の高座に出ています。彼らは病気や死んだりしない限りはそうやって高座をつとめて文字通り生涯現役と言えますが、世のお笑い芸人と呼ばれる人達はそうでない方が多いと思います。

 

よくニュースで逮捕された人の職業をいうのに「自称〇〇」という表現がありますが、あれはその申告している職で生計が成り立たない場合に使われるそうで、イジワルな言い方ですけどお笑い芸人の看板を出すならそっちにもっと力を入れるべきだし、そうでないなら俳優なりコメンテーターになってしまうのがいいと思うのですが。