相乗効果

結局森友問題(国有地の不当に安い払い下げ)は、

小選挙区制になったので自民党執行部からの公認がもらえないと立候補しても当選できなくなったので、党内でモノを言うことができなくなった。

②自分の周りをオトモダチと呼ばれる人間で固め、意見する人が誰もおらず裸の王様状態であること。

③各省庁の局長以上の人事権は官邸が握ってしまっているので、出世を考える官僚はどうすることが自分の今や将来にとって得なのかと考える方が優先してしまい、国をよくするための政策立案でなく官邸の顔色を伺いながらになってしまった。

といった現行制度上の特徴が一斉に働いてそうなったのではないでしょうか。

 

ご本人は(自身や夫人に)印籠効果はないと予算委員会で答弁していましたが、それはあんた自身が言う問題でないし、自分でもそういう仕組みにするのに加担してしまっているから誰が総理の座にいてもそうなるんでないかと思います。

 

そういう制度に組み込まれたネジだか歯車のひとつが自分だったとしたら、そこのトップの名前(おまけに「私が最高責任者です」って国会でのたまっている方ですし)が案件にちらついていたらそりゃ気を利かせますよ、きっと。

 

忖度なんてみんなやってますっていうか、それが「美しい日本」人でないんですかね。

坊っちゃんとお嬢様の夫婦は2人ともされる側だったからそんなことないって本気で思っているのかもしれません。

 

今回の問題とは関係ありませんが、最高裁人事は以前は検察や法曹界といった同じ業界からそれぞれ退官時に補充となっていたのにそうでなくなってしまい、あと何人かで全員安倍政権になってからの裁判官になるそうで、三権分立なのにだんだん侵食しています。

 

三権ではないけど退位問題も最初に言われていた通りで、みんな彼の思うがままというか。

 

彼は内閣総理大臣(行政の長)でしかないのに、「立法府の長ですから」と複数回答弁で言ってたことがありますけど、もちろん間違いですがあながち本人は本当にそう思っていそうです。