理不尽な話

何年か前から、うちの前を通る国道の拡張計画に伴う区画整理が行われていて、引っかかってしまうわが家の隣とその隣の家は取り壊されてしまいました(うちは道路から引っ込んだところにあるので、道路からの私道だけが引っかかりました)。
そのもう一軒隣というか、うちから見たら間が無くなったので隣なんですが、私の記憶だと小学校の時に建てられた結構立派な家で、当時からあった拡張話を見越して道路から少し下がって建てたのに実際の計画では建物に引っかかってしまい、引っ越すのが嫌だということで揉めていたけど話がついたようで取り壊しが始まりました。
と言っても、3分の1だけ壊して残りの部分を活かすようで、ルパン三世石川五エ門が切ったみたいに縦に真っ二つになり道路側だけ無くなっています。切ることは簡単かもしれませんがそこで家の強度が全く違ってしまったり玄関が無くなるといった機能面含めいろいろ都合が悪くなるので調整が必要で却って面倒なのではと遠巻きに眺めながら思いました。

↓解体工事前(赤い点線は道路の敷設予定)

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↓解体後(上の写真のオレンジの矢印方向から撮影)

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私が以前住まわせてもらっていた家もそういうことがあって、半分近く都道の拡張に引っかかったけど取り壊しや補償のお金が出るのは引っかかった部分だけで、そんなことすると家として成立しなくなる(ちょうど台所が持っていかれた感じ)のに随分理不尽な仕組みだなあと思ったことがあります。

今回のうちの隣の方はだいぶ高齢の独り暮らしの方なのでお気の毒な気がします。

それにしてもこの道路工事は一体いつになったらできるんだというくらい時間が経っている気がします。
曲がっているのを真っ直ぐにして拡張すると却って危ない運転をする輩が増えるんでないですかね。川の改修も流れが早くなっていいことばかりでない(落ちると助からない確率が上がった)みたいですし。