憲法記念日に思う

戦後72年の今年ですが、敗戦後に新しく憲法を作って翌年の1946年11月3日に発布・更に翌年の1947年5月3日に施行したので今年で70歳です。

余談ですが、どちらかというと政策的に全国一斉に植えられたソメイヨシノもだいたい樹齢が70年に近いです。

 

改憲派がいつも言っているアメリカからの押し付け説は先日のNHKスペシャル(「憲法70年"平和国家"はこうして生まれた」などを見ていても日本側のいろんな人物や役所がそれに関わっていたことが明らかになっており、それを考えると押し付けではないと思うのですが、大昔から言われていることを盲信して繰り返しているだけで何を言っても聞き入れないように感じられます

安倍総理は法学部卒ですが、政治学科だったので憲法をあまり勉強しなかったようで、法学部生だったらみんな名前くらいは知っているはずの憲法学者(芦部信喜)の名前を知らないと過去の予算委員会で平気で言ったことがありますし、そういったことを含め成蹊大の恩師からはあまりにも無知だと言われています。

学生時代は割とリベラルであったそうですが、悪い取り巻きのせいで今のような考えをするようになってしまったみたいです。

 

押し付け説が理由で改憲しようというのは間違っていると思う一方で、時代の変化で現実にそぐわないという意見はいずれ考えなくてはならない気がします。

百歩譲って押し付けだとしても、いいものだったらそのまま使うのはなんでダメなんでしょうか。プライド?

本当に変えるべきかどうかということは機が熟してくればありえない話ではないと思いますが、手続きも何も無視して自分のやりたいようにやるといった、現行憲法や他の法律をあまりにもないがしろにする安倍総理のもとではろくな憲法にならないと思うので大反対です。

普通、法学部卒なら憲法や法律に対して多少なりとも造詣や知見があると思うのですが、彼にはそれがまったく感じられませんし。

 

戦争ができる国にしてまた戦争になってしまった場合、そのあとはまた焼け野原でそこからまた平和がいいと思うのではないでしょうか。

そうやって前の戦争の後に出来た平和国家という考え方なのに、体験しないとわからないと言うんだったらそうなってしまっても仕方ないかもしれません。私はイヤですけど。

もう高齢で数も少なくなってきている戦争体験者が2度と体験したくないと口々に言っているのにね。

 

  

 

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