アスリートファースト

有森裕子がラジオで話していたのですが、スポーツって他のものと同様、社会をよくする手段のひとつであって、それがファーストになるという言い方に疑問を持っているそうです。

また、アスリート自身がアスリートファーストと言うのと、社会がアスリートファーストと言うのも意味が異なるとも言っていましたし、アスリートファーストってそもそもどういう意味合いなのっておっしゃっていました。

スポーツというかオリンピックを印籠にして政治家が何でも進めようとしている場面を見ていると、アスリートファーストって響きも手伝って、いいように使われているなあと思うのでした。

彼女が提唱しているのは「社会ファースト」という言い方というか考え方だそうです。

そう考えると「都民ファースト」も一見あなたたちのことを考えてますよという外観ですが、ご機嫌取り用の怪しい言葉のように思えてきます。