オール オア ナッシング
40年帰属について大田区と江東区とが争っている東京湾の埋め立て地ですが、半々という着地はないんですかね。
もともと大田区の漁師の海苔の漁場だったところと、埋め立て工事でトラック騒音やゴミの悪臭で耐えてきたという双方の主張はなるほどと思いますけど、大田区はそこが自分とこになったとして、将来人が住み着いたら、用事があるたびにいちいち海の向こうに渡らなければいけない問題はどうするんでしょうか。
世の中に飛び地はいくつもありますが、そこに暮らす人のことは考えられず、政治の犠牲になっているところばかりのように思えます。
中間の妥協点がないといえばJASRACの例の音楽教室から金を徴収しようという件で、宇多田ヒカルのように無料でいいと言っているアーティストもいるけどJASRACはあくまでも安くしたりする譲歩は無しで100か0かで争うつもりのようです。
ここって、アーティストの権利を守ると言いながら、やっていることは間に入って手数料を取っているだけのコバンザメみたいなことをしていて、それだけならまだしも自分とこに管理を任されていないアーティスト(少数ですが存在)の曲は使用するなと放送局に言っていることです。
放送局は1曲いくらではなく包括的に払っているので、それがアーティストに正確に渡っているとも言えないし、放送局もJASRACに著作権管理を任せていないアーティストの曲を使いたくてもそうでない方が多いのでそっちが使えなくなる方が困るから従わざるを得ません。
こういう団体って果たして正当な訴えをする資格はあるんでしょうか。
どちらも自分だけの主張を通すんでなく、譲れるところは譲った方がおさまりがいいと思うんですけど。