供養

当時はそんな言い方はなかったのですが、バブルラジカセと呼ばれる機種があって、それはその名の通りバブル期に発売されたものを指してそう呼ぶようです。

CFD-K10という品番で、Preshという名前がついていたSONYのCDラジカセを購入した理由は、カーブが多いモデルの中で四角い形だったことも大きかったです。

↓前面パネルに操作ボタンを集中した配置。CDは任意の順番で再生もできます。

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最初にCDが音飛びすると思ったらストップしてしまい、テープも再生できなくなり、最後はラジオしか聴けなくなってしまいました。

スピーカーは当時多く使われていたウレタンエッジのため、加水分解を起こしています。

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メーカー保証の切れたものでも修理を受け付けてくれるところがあると知り結構期待して出したのですが、20年以上経っていることもあり内部のコンデンサーが液漏れを起こして基盤の銅の部分まで腐食していることや、その製品しか使えない部品(ユニットになっているもの)は中古市場からジャンク品を探してきてということになるけど、ジャンク品もあまり出回っておらず、あったとしても同じ箇所が不具合を起こしているので交換も不可能ということで、返してもらっても処分するにしてもただ捨てるだけなので、その会社で部品どりに使ってもらう用に献体しました。

最近はラジオのみという、途中からは一部の機能しか使いませんでしたが、CD全盛期ということもあり主にCD再生で非常によく働いてくれたものです。

長い付き合いでしたが成仏して欲しいと思います。

 

合掌