クライマックスシリーズという制度

プロ野球はスポーツニュースで見る程度の関心しか無くなってしまいましたが、私レベルでも知っているのがリーグ優勝を決めるクライマックスシリーズという制度です。

この時期になると両リーグの優勝球団はすでに決まっていて(正確にいうと決まってない)、2位と3位の球団を含めた3チームがクライマックスシリーズを戦い、そこで勝つと本当のリーグ優勝ということになるんですが、その仕組みが2位と3位で3戦2勝制で2位球団のホーム球場で戦ってその勝者が1位に挑戦する権利があるミニトーナメントのような感じです(おおまか)。

1位球団はアドバンテージで1勝もらえた状態で6戦4勝制でホーム球場で戦うんですが、シーズン通して何十勝もして1位になったのがそれで負けるとパーになってしまうので、アドバンテージと勝手に呼んでいる1勝はその価値があるんですかね。

それに先に1位を決めてしまったのにクライマックスシリーズまで間隔が空くので、2位か3位になるために争っている方が身体や気持ちも鈍らずに済むので反対に有利ではないかという気がします。

そもそもこれはプロ野球という興行(見せ物)としての側面(そもそも見せ物なんですが)が終盤に差がありすぎたりすると盛り上がりに欠けるために導入された制度なんですけど、夏休みの宿題を計画的にやった子より追い込みでやった子の方を評価するような制度(それも先に終わらせた子の方がデキがいいのに)のような気がしておかしいと思います。

世の中はスポーツは特にそうだけど決められたルールの中ですることになってますけど、気に入らないなら辞めればというわけにもいかないので、どうにかならないものでしょうかね。

盛り上がっている人たちはどうかしているんでないかという気がしますが。

実際、今年は両リーグとも独走だったのでこれを導入してないと球場は今頃閑古鳥になっていると思いますけど、これでは1位チームが浮かばれません。

観客ファーストという外見ですけど収入ファーストなんでしょう、きっと。