松之丞 真打ちに

抜擢真打ちはやらない方針で、過去何度も理事会に議題としてかけられてるけどことごとく反対されていた神田松之丞の真打昇進がついに決定されたようです(歌丸が反対して決まらなかったみたいですが)。松之丞は講談師ですが講談協会だけでなく落語芸術協会(芸協)にも所属してるので真打昇進には芸協の理事会の承認が必要だったんですよね。

男性真打ちも今は北海道に行ってしまった神田山陽以来で十数年ぶりらしいです(確か神田蘭が一番最近の真打昇進ではないでしょうか)。

落語協会年功序列のところてん式でなく抜擢真打ちは別に珍しくありませんが、落語芸術協会は頑なにそれをやらなくて、そこが芸協の停滞してる原因のひとつではないかと思ってました。

なんせ芸人より発言力がある寄席の席亭が昇進させていいといってるのにダメって言ってたんですから。

個人的な意見ですがいちおう30年ほど落語を聴いてるけど、二ツ目でこれほど面白いし上手い人はいませんでしたよ。彼よりつまらないor 下手な真打ちは掃いて捨てるほどいますし。十分真打ちとしての実力はあると思っていました。もちろん昇進は私が決めることではないけど。

これで問わず語り(ラジオ番組)が終わってしまわないかが一番心配です。

ジブリの鈴木さんは二ツ目のままでいいという考えみたいですけど。

↓いまだにカメラを向けられるとピースをしてるのってどうかと思う小痴楽。asahi.comより。

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↓これを読めば魅力がわかると思います。

Pen+(ペン・プラス)『完全保存版 1冊まるごと、神田松之丞』 (メディアハウスムック)