給食とおせち

給食は自治体単位なので全国的にこういうことになってると一般論的には言えない話な のですが、 最近聴いたラジオによるとパン食と米食の日の比率が変わってパン食が 減っていってるのだそうです。
背景にあるのは2006年から始まった政府の和食推しで、 パンの日が週一にという動きになってるようです。
これはどういうことかというと、 給食用に納品してるのは地元の中小の製パン業者なので、 そこまで減らされると採算が合わないということになってしまうみ たいです。なのでやめちゃうとこが出てきて、 そうなると別の業者にすればいいと思うけど遠いからということで 断られるのだそう。
足が早い食べ物は基本的にそういう事情はどの業界でもあるみたい ですよね。 いくらいい商品でも遠いと鮮度が落ちるし業者が持ってきてくれる 管轄は当然決まってますし。 ラーメン屋で使いたい製麺所があるけどそういう事情があるからど こそこのにしてるという話はあちこちで聞いたことがあります。


和食推しということですがまたケチをつけるけど、 ここ何日かで黒豆煮を2回作ったりなますや酢蓮といった酢の物を 作ったり(同じ傾向のものばかりですが)、 テレビでおせちのこともやっててレシピをいろいろ見てますけど、和食は驚くほど砂糖を使いますよね。
黒豆なんかは豆とじ重さの砂糖で煮るし、 酢の物のツケダレにも砂糖をたっぷり入れます。
砂糖は保存料の役割を果たすから、 保存をきかせるおせちで投入する量はそうなるのはわかりますけど 、 昔このおせちには合成保存料を使ってませんとかいうウリを聞いた ことがありますが、 それはいいけど別で身体にあまり良くないんじゃないのって思ってしまいます。

テレビに出てる料理研究家もそういうことには疑問を持たなくなってて、ビビるアシスタントにこれでいいんです的に話を進めていきますし。

とはいうものの、そういう私もだんだん毒されて来ていて、少ないとあまり甘みを感じなくなってるんですよね。そういえばプリンを作ってる時もそう思いました。今は出来るだけ減らして作ってますが。


他にも日本人が他国の人に比べて塩分摂取量が多いのは和食のせいで、 それは白米を食べる時に塩が効いてるものだと進むからと思います。
塩は身体によくないと言われる量は砂糖に比べたらずっと少ないのでわかりにくいですけど。
なので管理するには塩味計みたいのを使うのが一番だと思いますが。