神田松之丞の本

杉江松恋さんといえば書評家として有名だと思いますが、落語にも精通されていると知ったのは桃月庵白酒の本(読んでないけどインタビュー形式?)に名前があったからです。

桃月庵白酒と落語十三夜

桃月庵白酒と落語十三夜

 

その松江さんが聞き手になって出されたのが神田松之丞の本で、先日文庫化されたので買って読みました。

単行本との違いは、6章だてだったものに1章追加(主にラジオ番組のこと)、読売新聞社の長井さんの解説があることです。

「問わず語り」をいつも聴いていますが、来歴や芸に対する考え方といった比較的真面目なことばかりでしたけどとても興味深く読みました。

聞き手の杉江さんの造詣の深さもあったと思います。

いつも問わず語りの話をして盛り上がるパン屋のご主人にも勧めました。

↓文庫版がうまく貼れなかったので単行本の方を。

こっちの方が後に出てるのに白酒師の本は文庫化されていないんですよね。されるのかどうかもわかりませんけど。

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