昔と今
気がつくと言い方が変わっていたものに、カロテンがあります。
昔はよくβカロチンなんて言っていたけど、そっちが元の単語の発音に近いからそうなったのでしょうか。だったら最初からそうして欲しいんですけど(英:carotine/独:carotene)。
NHK放送文化研究所のHPによると、この変化は政府の食品標準成分表の表記が2000年からカロチンからカロテンになったことに由来しているそうで、NHKもそれに倣ってカロテンと言うようになったようです。
加藤周一はその昔、日本のことを「雑種文化」といい、そういう著書もありましたが、日本語はカタカナという便利なものがあるため何語からでも取り入れることができるので、例えば外国人のスポーツ選手の名前など(例:バウリンカとワウリンカ)同一性が失われているので便宜上統一してほしいなと思うことがあります。
前のサッカー日本代表の監督の名前がNumber誌だけ「トゥルシエ」になっていて、「あんたたちの訴えたいことはわかったから」という気持ちになりましたが、正しい発音の表記を主張するのはいいけどそれを広めるというか、「みなさん、これにしましょうよ」ということをしないと実態は1人なのに2人いることになってしまいます。世の中の人がNumberだけ読んでるんだったら別にいいんですけど。
ルテインと言っているのもルチンのことかと思っていたら、両者は別物で、前者はホウレンソウやケールに含まれるもので後者は蕎麦で多く摂取できるもののようです。
念のため、カタカナ語は使う前に一度調べた方がいいですね。
言葉ではないけど、ビッグコミックの表紙の似顔絵を描かれていた日暮修一さんは亡くなっているので今は二代目の方が描かれているんですよね。TV Taroの似顔絵を描かれていた方もお名前は忘れましたが亡くなって別の方に交代しましたが、こちらははっきり違う人が描いたと気付く画風でした(敢えてそうされているのかもしれませんが)。
トゥルシエとその時代―シドニー五輪、アジアカップから見えてきたトゥルシエの攻撃サッカー (サッカー批評叢書)
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