オプシーボ値下げ

ニュースのテロップには「50%値下げ決定」と書かれていたんですが、内容は委員会みたいなところが値下げせよと製造元に命令して、一応抵抗したものの不承不承受け入れたという感じでした。

半額にされると、会社もコメントを出していましたがそれで得られるだろう売り上げ見込みが立たなくなるわけですので企業活動に支障を来すと思われるのですけど、そうしても大丈夫だろうと財務状況等を調べられてそういう処置になったんですかね。

 

確かに癌にすごく効果的である反面、何十万円もするので患者に負担という理屈はわかりますが、だからと言ってその値付けもふっかけたものではないはずで、開発までの投資などいろいろな費用を合理的計算の上に出された額であると思われます。

国の財政の科目は違いますけど、たとえばもんじゅ関連でドブに捨てているお金を製薬会社に回すとか患者への補助金にするとかすればいいのに、高いからまけろって言うのは(それもいきなり半額)やってることはヤクザと同じではないでしょうか。

 

製薬会社の会計にもダメージだし、どうせいい薬品を開発しても買い叩かれるから研究すんのやーめた、みたいな風潮になるとか思わないんですかね。

 

医薬品業界のことは何も知らない素人考えですけど。

 

[改訂版]よくわかる医薬品業界 (業界の最新常識)

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