世襲制
先日海老蔵がブログで稀勢の里の横綱推挙のことを日本人横綱を作るための勇み足でないかと疑問を呈していたのを受けて、ネット民の誰かがそういうお前は世襲制ではないかと返したという記事(←私の要約)がありました。
どっちも言っていることは一理あるけど、それを同じ土俵に乗せるのはよくなく、それぞれ個々に論じるべきことだと思います。
海老蔵だって言論の自由はあるので相撲界に対して自分の意見を述べてもいいと思いますし、世襲制の歌舞伎界が他の世界について何も言えないんだったらネット民はそもそもどの世界のことも語れないことにはならないでしょうか。
世の中のことってそういった切り離して議論すべきものを一緒にやっているせいで埒があかなくなっているものが多い気がします。
そんな言い争いは私にとってどうでもいいことなので放っておくことにして、昨日ラジオ番組(TBS「久米宏のラジオなんですけど」)に加藤一二三がゲストで出ていて、ほとんど一方的に30分しゃべりまくって帰っていったんですがその中で、将棋の名人位がかつては世襲制だったことを知って驚きました。
将棋のことに詳しい人には常識なのかもしれませんが、十何代目までは世襲(初代だけは江戸幕府からの指名)で、何代目かの名人が実力制にしたらいいんでないのと提案があり現行の制度になったんだそうです。