3月は春なのか問題

普段聴かないラジオ番組なんですが、先週テーマ募集をCMでやっていて、それが「3月は春か冬か」というものでした(宇多丸のウイークエンドシャッフル)。

結局その番組は聴かなかったけどなるほどそう言われてみればと思って考えたのは、

便宜的に1年を4等分してそれに春夏秋冬を当てた場合、
春:４〜６
夏:７〜９
秋:10〜12
冬:１〜３
となるので3月は本当は冬とされるのではないでしょうかということです。

※気象学では、3〜5が春、6〜8が夏、9〜11が秋、12〜2が冬ということになっているそうです。いろんなところで世間と気象の世界で使われるものが同じことを指してない場合が多いけど、全部寄せろとは言いませんがケースバイケースで同一のことを指すようにすり合わせして欲しいです。

※梅雨という厄介なものを入れると1季が3ヶ月ずつというのも崩れてしまうんですが、それは四季という言い方の例外なので今回の考察からは排除します。

でも3月は冬という枠に入っているものの、日を追うごとに限りなく春に近づいていくわけで、4月に接近していくほど春の濃度が上がっていき、例えばその日の最高気温や月の平均気温等別の定義では春と言ってもいい場合もあると思います。

ていうか、いちおう毎年春はやって来るので前倒し的にちょっとくらい寒いけど3月は春と言ってしまおうという風潮があるのでおそらく街頭インタビューをすると多くの人は「3月は春です」と答えるんでないですかね。

温度だけで判断といった他の定義を持ち出すと、関係ない月と季節が対応(春と秋がそうなりそう)してあべこべになったりする恐れや、3月を春とすると玉突きで他の月と季節の関係がおかしくなるので、杓子定規な考え方ですけど1年が12カ月あってちょうど４で割り切れるのでそれぞれに当てる合理的な区分で本当は冬がいいように思います。

雑誌の発行日は実際の発売日よりだいぶ先のを振る習慣は後で見返していつだっけということを考える時に非常に不都合ですし、3月を春と言いたい気持ちはわからなくもないけど、現実に即した言い方や表現をするべきでないのかなという気がします。