以前は自民党の県連会長までやっていた翁長知事が、どうしてこうなったかというきっかけがあるようです。
①サンフランシスコ講和条約発効の日を主権回復の日にしたということ。
日本本土はそうかもしれませんが、沖縄にとってはその日から米軍の統治下におかれました。
②沖縄集団自決を教科書からなきものにしようとした。
これらはすべて第一次安倍政権での出来事です。
歴代自民党政権は沖縄に基地を押し付けつつも、申し訳ないという気持ちを持っている議員は何人もいて、後藤田正晴は「申し訳なさすぎて沖縄には行かれない」と言っていたり、小渕恵三は野中広務とともにサミットを沖縄でやることを決め、2000円札に守礼門を入れました。
要は今の政府は知識もなければ気持ちもない、ということでキレてしまったんだそうです。
そして両者の分断による溝が広がっているように思います。
野中広務が沖縄タイムスのインタビューに答えてこう言っています。
「時が移り変わって、最近では訴訟で勝ったら工事を再開するとか、オスプレイが事故を起こしても修理や点検が終わったらすぐ飛び立つ。心の触れ合いや、琉球処分以来の歴史を振り返っていかに苦しんできたかという沖縄の痛みを知らない。地上戦を経験したのは日本で沖縄だけなどと、胸に抱きながら話をする態度が、やや欠けてきたのではないか」
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/87135