共謀罪法案を通そうとしていることに対して、国連の方(特別報告者:国連の人権理事会から任命)がアベちゃんに懸念を表明する書簡を送り、菅官房長官が不当な指摘と猛反発してましたが、百歩譲って(百歩では足りないのですが)政府側が正しいとするなら、自分たちの主張が相手にちゃんと伝わっていないということを想像したりしないのですかね。怒っているだけで何の反論(疑問の答え)にもなってないと言い返されていましたし。その人は個人ですけど、その意見が人権理事会にあげられて決裁されるとすなわち国連の見解になるので、政府はそういう態度をとるのはどうなのかなと思います。
結構前からもはやテンプレになっている「丁寧に説明」も、それを言う時って反対に全然理解が進んでいないことに用いられると思います。実際に丁寧に説明している場面は見たことがなく、半ギレになってるアベちゃんしか見たことがないですけど、こんな短気な人が根気強く説明できるとは思えません。
しきりに言っているパレルモ条約って正式には「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」で、その国連の方が注意していることに反発しているのって、ミサイル撃つのやめろと言っている国連(安保理)を無視している北朝鮮と同じレベルの脳だという気がするのですが。
以前は外圧によって国内でのことが変わることがありえましたが、それでも跳ね返すとなるともう誰の意見も聞かない独裁国家まっしぐらであります。
昨日マンチェスターであったテロですが、イギリスには共謀罪法があるのに防止できないことが残念ながら証明されてしまいましたし、一般市民を監視するだけのものでテロ防止なんて口実だから結局要らないんですよね。