秋刀魚と鰻
東海林さだおがどこかで書いていた話なんですけど、秋刀魚は切らずに置ける長い皿があるのに、鰻屋に行って鰻重を頼んで蓋を取ると狭いところに切った鰻が押し込められているので鰻も鰻専用の長い容器/皿を用意すべきではないかと主張していました。
鰻屋ではその容器しか使わないんだからわざわざあつらえても構わないんでないかとも。
鰻の方が長いのでもっと長い皿になってしまうかもしれませんが、そこまでではないにせよ、確かに長い皿があってもいい気がします。
秋刀魚を切ってしまうとなんだかなあと思うし、鰻重の鰻はこういうものだと固定観念があったので考えてもみませんでした。失礼ながら結構なお年なのにそういう観点で物事を見ることができるとは柔軟性がありますね。
秋刀魚は姿焼き(こんな言い方はしないけどやっていることはそういうこと)できる機材が家電製品でもありますけど、よく考えると鰻は焼くときは串打ちしたものを炭の上に渡しますが、その前にタレにも漬けたり何度もひっくり返すなど工程が多いので長いままだと作業効率がよくないから短くしているということがありそうです。
↓鰻は重箱より丼の方が食べやすいと思います。