Wordをはじめ、海外が発祥のワープロソフトが入ってきたのが由来だと思うんですが、機能の1つにフォント(この言い方もそうです)を斜めに傾けるものがあります。
多くは、強調の目的で他にも太字とアンダーラインとそれの3つがセットになっていて、これらはワンタッチに近い感じでできるんですけど、太字とアンダーラインはともかく、斜体字は単に見にくくしているだけだと思います。
洋書(アルファベットだけで書かれているもの)に関しては斜体字にしてもさほどそういうことは感じられませんが、
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
もともと日本語向けに考案されたものでないので、書く人は太字かアンダーラインで強調して欲しいと思います。
書店に並んでいる本にはそういうものはありませんが、ネット記事や社内文書(プレゼンなども)で用いられていることが多く、私はそれに出くわすと不快にしか感じないので(個人的意見)全く強調の役割は果たしていないと思います。
小さい頃習ったかきかたでは、漢字なんかは特に横棒を心持ち右上にあげるような指導があって、そうするときれいに見えると考えられているから、それを傾けて下げるのは生理的にも理論的にもNGでないでしょうか。
ついでにいうと、色を何色も使うのも意味がわからなくなるので、せいぜい赤のみ(妥協して青)でいいんでないかと日頃から思っています。