最近読んだ本:『ピース』

稀覯本コレクターなんかではないのですが、発刊点数が多いので書店で目にした時に買っておかないとその存在すら忘れてしまうものなので、そういう理由で買ったのだと思うのですが、おそらく何かポップに書いてあったことにでも惹かれたのでしょうか、購入当時の記憶が全くない本というのがあります。

読書はおおまかにいって、教養を身につけるというか勉強目的で読むものと、物語を楽しむというかエンタメ系のものに分類されると思いますけど、小説は後者です。

この本は小説なのですがほかにこの著者のものは持っていないので記憶を無くした私にとっては読むべきかどうか判断しかねたのですが、気軽に読めそうだったので読み始めました(カバーに書いてあるあらすじは知りたくないので読みません)。

詳しく書くとネタバレになってしまうので内容に触れるわけにはいきませんけど、面白く読めました。

ルビが無いと読めない言葉もいくつも出てきてノートにメモして調べました。こういう言葉を使う人はあまりいないのではないかなと思いました(そんなに読書家でないので断言できませんけど)。

面白かった本を人に勧めるときに内容に言及せずに伝えるって難しいですよね。

「面白い」も人によって違いますし。

ジャンルは推理小説の類になるんですかね。

↓表紙は畑中純です。文庫版の初版は2009年2月とまあまあ前の本です。

ピース (中公文庫)