潰瘍性大腸炎

30年くらい前、雪の降る木曜日だったと記憶していますが(結構積もった雪だったので待っている人もほとんどおらず、順番がすぐに回ってきたのでよく覚えています)、便に鮮血が混じったので東京女子医大(前年まで近くに住んでいたので大きな病院で思い浮かんだのがそこだった)に行って問診票を書いて出したらザワザワされて、道の向こうにある消化器センターに行けと言われました。

内視鏡というものを初めてやったのですが(何年か後にやった時は下剤を飲まされましたが、それもありませんでした。腸壁に水をかけながら上流に進んでいきました)、診断で言われた(即日)のは潰瘍性大腸炎かアフタ性潰瘍(2020/8/30訂正:言われたのはアフタ性潰瘍でなくクローン病でした)のどちらかの初期症状だと思われるということでした。

初めて聞いた病名でしたけど、どうやら難病指定されているそうで、それだとするとお金ももらえるものらしいと聞かされました(痔のことがよくあるそうですが、内視鏡は自分も見ながらなので腸の壁面から出血しているのはわかりましたし、便に混じる血の量が尋常じゃないので)。

30年前なのでネットもありませんから、大きな書店の医学書コーナーでいろいろ立ち読みした記憶があります。

当時はもちろん原因も治療法もよくわかっておらず、この病院でもたくさん入院してますよと言われたのですが(男性に多いといわれたような記憶)、幸い飲み薬で症状は良くなったのでそれではなかったのかもしれませんが、以後記憶された病名で久しぶりに思い出したのはアベちゃんがそれらしいという記事を読んででした。

30年も経っているので医学も進歩してると思っていましたが、難病指定のままだし、今日見たテレビによると指定難病の中では一番患者が多いと知りました。

幸い、大病をせず今まで生きてこれていますが、今までで一番危なかった症状でした(二位は去年胃カメラで引っかかったこと)。