そういう原則のはずなのに
私たちが今暮らしている日本では、ルールというか原則のひとつに「疑わしきは罰せず」といったものがあるはずなのですが、疑わしい場合は罰する(しかも一般人が寄ってたかって)という場面が多いと思います。
将棋ソフトのカンニング疑惑で羽生善治が言っていたのが数少ない原則が貫かれた例でした。
芸能人が写真週刊誌の報道が元で昨日急に引退してしまって、当局に捕まったならともかく、そうでないならイメージは低下するかもしれませんが罰することはされないので、本当に潔白ならその旨主張し続けるべきだったのではないかと思います。
当事者でないのでこんなことを言うのは失礼かもしれませんが、冤罪だとしても塀の中から言っていると聞く耳をほとんど持たれないのとは訳が違うので、引退となると「やっぱり」と思う人がいても仕方がないのではないでしょうか。
性的嗜好の暴露はプライバシーの侵害ですが、どういうものでも罪に問われない範囲だったら人々の前からいなくなることをしなくてもいいと思いますし。
そういう意味では乙武氏の薬物については真偽不明だがプライバシーの暴露はいかがなものかとコメントしているのが本質を突いていると思います。
芸能人の親しかったらしい他の人が彼を評して「すごくいい人だった」というのは、日常のニュースで「でも」と続く枕言葉的になって来ている感があるので別に本件とは関係ない気がします。
人の噂も七十五日というのは本当にそうで、今はいろいろなことがあるのですぐに人々の記憶は他のことで上書きされてしまい、こういうことも次第に話題に上らず忘れ去られていくと思うので、何もやらないにしても芸能人は芸能人でいた方がのちのちのためにはよかったのではという気がします。
今は暮れだし、ちょっとすれば年が変わるということもあるので普段よりそのスピードはもっと早いんでないですかね。
よくないことをするのはいけないことですが、それでも今芸能人を続けている人はたくさんいますし。
一旦芸能人になると芸能界でしか生きていけなるのではないかなと思います。
私は別に芸能人でもファンでもなんでもないんですけど。
こちらでは週末恒例の相棒再放送で、彼の登場シーズンのものがさっき流れていました。
英断なのか手違いなのか間に合わなかったのか。