連日報道されているスペインのテロは、サグラダファミリアが元々のターゲットだったという話も出てきたので、私は世界的に有名な観光都市のひとつとして狙われたのかなという程度に思っていました。
朝ラジオを聴いていたら毎日新聞社の方がおっしゃっていたんですが、イベリア半島はかつてイスラム教(王朝)が勢力拡大していった中、北アフリカ経由で制服していた地で、コルトバを中心に300年ほどイスラム国家として栄えていたそうです。
その後キリスト教国がそこを再征服(レコンキスタ)したという歴史があり、世界遺産のアルハンブラ宮殿はスペインによって屈服させられたイスラム教徒の宮殿という象徴的意味を持っているそうです。
ビンラディンが9.11以後に行われたアフガニスタンへの空爆された際の声明の中で「アル=ハンダルスの悲劇」という箇所があるそうですが、アル=アンダルスとは当時のイスラムスペインのことで、そこが1492年に奪取されたことをイスラム史的には悲劇と捉えてそう言っているみたいです。
世界史に詳しい人だと既知というか納得の話なのかもしれませんが、私はラジオで聞いた話のそれぞれの意味不明の単語を調べ直してやっと合点がいきました。
こういう歴史があるのでスペインやポルトガルがイスラム教徒にとっては特別の地なんですね。
今はヨーロッパへの移民はギリシャルートは半減していて、反対にモロッコ経由でスペインに入るルートはこの7カ月で2倍なんだそうで、それも関係あるのかもしれません。
ジブラルタル海峡は14kmしかないので、
ガンダムのシリーズに「Gのレコンギスタ」というのがあるんですが、今まで音楽用語かと思っていたけど、由来はこのレコンキスタのようです。
コンキスタはスペイン語で英語のconqer、レは再びのreで再征服=レコンキスタ。
濁りがないと売れないというのと、宗教色を無くす目的で濁音を入れたレコン「ギ」スタにしたそうです。
↓このシリーズのガンダムはカッコ悪いと思います。最近だとやはりユニコーンです。