ジェネリック

最初に知った用例は、期限切れになった先発薬品の特許内容を使って製造された薬のこと指してジェネリック薬品といったものが医療費節減のために厚労省がそっちを患者に出した方が医療機関に対して診療報酬点数が加点されるという施策をとったこともあって以前よりさらにその言葉に触れる機会が一般的になってきたように思います。

最近ではセブンイレブンオリジナルで萩の月そっくりのお菓子がTwitterで「ジェネリック萩の月」と呼んだ人がいたことから、能町みね子はその「 ジェネリック」は今後広がっていくのではないかと書いていました(週刊文春連載の「言葉尻とらえ隊」6月中旬)。←それを読んで私は初めて知る。

ジェネリック家電やジェネリック家具などという言葉はそれ以前からあったものの、「パクリ」とか「ニセ」という批判ニュアンスを含んだ表現ではなく、ニュートラルな感じも「ジェネリック」が広がりそうな理由のひとつとして挙げていました。

言葉自体は昔から存在していたようで、高校時代の辞書に載っています。

ライトハウス英和辞典第2版(研究社) 昔は英和辞典といえば研究社と思っていたけど今はそうではないらしい。。。

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 薬は細かく言うと、物質特許(有効成分)・製法特許(製造方法)・用途特許/医薬特許(効能効果)製剤特許(用法用量)の4つのうち、物質特許のみの期限切れに基づくので全く同じ薬ではないようですが。

言葉は最近知ったけど、概念を意識していたと思うのがリップクリームで、メンソレータムメンタームを使い分けしていました。

そもそもは近江兄弟社メンソレータムを作っていたけど会社が経営難になりメンソレータムの権利を手放しロート製薬が手に入れてという経緯があるので、近江兄弟社はレシピは知っているけどもう買い戻せません(なんせロート製薬メンソレータムの会社自体を買ってしまった)。

今はいろいろ使っていますが、そういうのを知らない頃は恥ずかしながらメンタームは人前で出すのは格好悪いので家用、出かける時はメンソレータム(こっちが高い)ということをしていました。

メンタームの方がたくさん入っていて安いし得なんですよね。

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