文化庁「国語に対する意識調査」

毎年そうなんですが今年の発表でも調査で正答率が低かったものにスポットライトが当たりあれこれ言われています。

取り上げること自体は別にいいと思いますし、言葉が時代に応じて変わっていくのもありなので受け入れるのですが、ひとつだけどうなのよと思うのが、間違いや無知が理由で解釈や使われ方が変わるものです。

言葉はコミュニケーションの道具のひとつなので、それを使う人の数が増えるということは支持されていることとイコールだからそれは構わないのですが、言いにくいなどといった使い勝手から変化するのはごもっともだけど、ちゃんとした由来があるのにそれを知らない人が勝手な解釈をしてそれが広まるというケースはなしだと思います。

間違いをいちいち指摘するのもヤボなので面と向かっては言うことはありませんが、それが蔓延していくのを看過するのも精神衛生上よくないと感じています。

せっかく勉強していろいろ覚えたのに、していない人が逆ギレ的な感じで言い負かしているという構図がどうも。。。

 

広辞苑 第六版 (岩波書店)

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