栗を茹でるのにあたり、長時間監視するのが面倒だったので圧力鍋を使うことにしました。
と言っても使ったことがなく、そういえばあそこにあったわと思いホコリをかぶっているのをひっぱり出したのですが、取説もなく使い方がそもそもわからないのでどうしたものかしばらく考えていましたが(深夜)、最近どのメーカーもやっているマニュアルのダウンロードがここもあるのではないかということを思いつきました。
しかし、どうやら廃番になっているようで、これだろうと思われるものが全くヒットしません。
蓋についているツマミの意味がわからなかったので、おそらくメーカーが同じなら使い方も同じだろうと思い、いくつか当たりをつけて意味を知ることができました。
クックパッドも併用しながら水加減を調整して火にかけた(正確にはIHなので違うんですが雰囲気を出すために)のですが蓋の脇から水蒸気が漏れてきて、マニュアルを読むまでもなくこれはおかしいと思ったのですが、蓋をひっくり返してパッキンを見たけど別におかしなところはありませんでした。
念のためにマニュアルを読むと、パッキンは消耗品なので定期的に交換が必要で、ぱっと見で異変がなくてもちゃんと機能を果たさなくなっていることがあるようです。
翌日、サービスセンターに電話をかけ、パッキンを手配したのですが、2500円ほどかかりました。
応対していただいた方がおっしゃるには1年くらいが目処だそうですけど、そんなに頻繁に交換が必要だとだいぶ高くつきますね。使用頻度もあるでしょうけど。
↓新しいパッキン。円周上に三カ国語で「毎年交換せよ」(change the gasket every year)と書かれています。gasketとpacking(パッキン)はここでは同じ意味です。
まあ、これは言ってみれば時短の道具であるわけですからお金では買えないはずの時間を購入していると解釈もできる訳で、そう考えると安いものなのかなと自分に言い聞かせて納得しています。
一般的に高価な買い物だったので長いこと使おうと思ってもちょっとした部品が手に入らないだけで無用の長物化してしまうことがあるのですが、高級時計用の部品メーカーのエタ社をスウォッチグループが買収してしまい、グループ外には売っちゃダメよとなったので今まで部品を供給してもらっていたところは困っているそうです。
私も何年かに一度機械式時計をオーバーホールに出しているのですが、前回出した時に古いものなので次に部品があるかどうかわからないと言われたことがあります(そこも外部から調達しているようでした)。
最近知って意外に思ったのが、ソニーがかつて作っていた犬型ロボットAIBOは製造中止して修理もしてもらえなくなってしまったけど、強い思い入れや愛着を持って一緒に暮らユーザーが多かったのでソニーの技術者のOBが集まってその修理をメインにやる会社(株式会社ア・ファンhttp://a-fun.biz/)を設立されて繁盛しているんだそうです。
AIBOは「愛慕」とも呼ばれているみたいですが。
どんどん新製品を出すのもいいですけど、ちょっとした部品など倉庫代など維持費がかかって儲からないかもしれませんが、末長く使える仕組みも維持してほしいと思います。