ピースサイン

ネットにアップされたピースサインの指の写真から指紋を採取して悪用することが技術的にできるという恐ろしいニュースがありました(産経新聞)。

ドイツでは記者会見した国防大臣の指紋をネットにアップした輩もいるようです。

一般的に写真を撮る際は、顔より前にピースサインを出すことも余計はっきり認識されやすい理由みたいです(技術的には虹彩もできるようです)。

錯覚で顔を細く見せる効果があるようで、最近の若い女性はアゴに合わせて指をVの字にしたものを当てるそうですが、今やってみたら爪の側をカメラに向けないとやりにくいですからこれはセーフですね。

現在はかなりの上級者でないとできない技術らしいですが、誰かができてしまうものは何年かしたら庶民までできるレベルになってしまうのは経験済みなので早晩そうなるでしょう。

 

私は幸い、今まで写真を撮られた際には出したことがないので平気ですが、すでにネットにアップされている写真の被写体の方々は注意しないといけませんね。一生変わらない生体認証のものですし。

余談ですが以前小指の先をかなり深くざっくりやってしまったことがあって、傷は治ったけど指紋がズレてしまったことがあります(久しぶりに思い出して傷跡を見直しましたが元どおりになっていました)。

 

アルファベットのVに見えるので由来と容易に結びつくVictory Sign(ビクトリー サイン)の短縮形であるVサイン方が合っている気がするのですが、日本ではピースサインの方が通りがいいようです。こっちは何でそうなのかは調べないとわからないのですが。

 

日本でこれが流行ったきっかけは何だったかというのを調べたり考察した猪瀬直樹が書いた記事をだいぶ前に読んだことがありますが(この頃の彼はすごく面白かったと思います)、星飛雄馬が甲子園に出発するときにホームの端で見送っていた星一徹が飛雄馬に向かって出したそれが有力でした。これは当然ビクトリーの意味ですが。

漫画でいうと「サインはV」がありますが、あれは指で出すんですかね。読んだりアニメ版をちゃんと見たことがありませんが、「V・I・C・T・O・R・Y、サインはV」というのが歌い出しなのでここでも平和(Peace)でなく勝利の方の意味のVで使われています。

外国人だと英国首相だったチャーチルがしたのが有名ですね。

 

ウィキペディアだとピースサインを流行らせたとして井上順の名がありましたが、どうなんでしょう。

 

ベスト・オブ・ベスト 子門真人