アムール川
中国の東端は2つの大河の流れがそのままロシアとの国境になっているのですが、その合流点から始まりオホーツク海に注ぐのがアムール川です。
知らなかったんですが昔はその流域の多くが清の支配下にあったので、中国名も付いていて黒竜江とも言うようです(中国の東端の省は黒竜江省)。
へえと思ったのが、アムール川がオホーツク海に流れ込むことでそのあたりの塩分濃度が薄くなるから凍りやすくなり、それが流氷になってどんぶらことやって来るんだそうです。
栄養も豊富なのでシャケなどのいい漁場にもなるそうで、樺太周辺はいろんな意味でロシアにとって手放し難いというのはよくわかります。
先日の日露首脳会談がありましたが、もうひとつの視点としてアイヌ民族の存在があります。
二島だの四島だの言っていますが、四島の島名はアイヌ語で、元々アイヌ民族が住んでいたところに日本がやって来て強制移住させたという経緯があるので、アイヌ民族の頭越しにどっちのものだという議論はそもそも論からして違ってるんでないのという意見を新聞で読みました(12/18朝日新聞)。
ロシアは他民族国家なので、憲法にも「人口の少ない先住民族の権利を保障する」と書かれているそうなんですが。
↓明治時代の北海道が舞台の、今すごく面白いと言われている漫画のひとつ(まだ連載中ですが)
アイヌ民族の暮らしが詳しく描かれています。