英国の話

先日、チャンピオンズリーグの決勝を見ていてふと思ったのが、スペインのチームとイタリアのチームの試合をウェールズにあるスタジアムでやっていたので、英国がEUを離脱したらサポーターは応援に行くのにパスポートがいるのかなあということです。

調べてみたら意外だったのですが、EUは人とモノの行き来を自由にするという考えで作った国の集まりなので、原則EU圏内では国境を越える時は入国審査不要(=パスポート不要)なんですけど、国境管理を国家主権の中枢にしている英国が強く反対したので、何カ国かが中心となってEUの枠外で協定を結び、それが調印されたルクセンブルクの村の名前を冠してシェンゲン協定というものができたそうです。

なので、離脱前だけど関係なく英国に渡るにはEU加盟国の国民はパスポートがいるようです。

でも、日本はシェンゲン協定加盟国も英国も別々の協定を結んでいるので、短期滞在の場合は英国からEUへ、EUから英国への移動時はパスポート不要で行き来できるようです。

これはよく旅行される方なら常識だと思いますが、現在、有効なパスポートを持っていない私にしてみたら初めて知りました。

私があのあたりに行ったのはEUになる前だったので、国境を越えるごとに藤吉郎よろしく胴巻きに入れて温かくなったパスポートを取り出していたものです。

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