ヒアリ
巷ではヒアリ上陸のニュースを連日やっていますが、すでに定着した厄介な外来種にアメシロ(アメリカシロヒトリ)という白い蛾がいます(成虫の体長は1cmほど)
これは米軍の軍需物資にくっついて関東に来日したといいますから天地開闢から考えると割と最近の虫だと思いますが、いまでは国内ではどこにでもいるんでないでしょうか。うちでは今、サクランボの木に毛虫が発生しています。
もうひとつ、こちらは名前からしても昔からいるツバキやサザンカ、お茶など硬い葉の木に発生するチャドクガの幼虫(ケムシ)がかなり厄介で、毛に毒があってすごくかぶれてしまうんですが、死んだものや風で飛んできた毛でもかぶれるという恐ろしいやつです。
刺された場合はアレルギー症状を引き起こして長引くので、チャドクガの幼虫の方が要注意です。
どちらも卵を大量に産むので一斉に発生するんですが、うちの近所では地域で駆除を毎年しています。
ヒアリも今は大騒ぎしていますけど、道路の裂け目から地面の中に巣を作ることもあるそうで、そうなると見つけるのは不可能だと思います。
よくあんなコンテナだらけの広大な土地から発見できたと思いませんか。
見つかっていないものがいると考えるのが自然だという気がします。
何年か前のセアカゴケグモも今は40以上の都道府県で確認されているそうなので、ヒアリも遅かれ早かれそういうパターンで広がっていくような。
国によっては年間何千万円もかけて駆逐したところもあるようですが、このことだけをとっても大被害ですよね。
ゴキブリが北海道に(今のところ)いないみたいに、ヒアリが住めない環境だといいんですけど。
うちは雪が降るけど、夏場は普通にアリはいますからね。
ヒアリの故郷の南米では噛まれても死亡者はいないけど、北米に渡ったやつから死亡例が報告されているそうで、現地の種と交配が行われた結果、人間にとって厄介な毒の性質になってしまったんでしょうね。
ゾンビバエというヒアリに卵を産み付けて幼虫は脳を食べるというまさにゾンビの名にふさわしいものもいるそうですが、今度はそいつらをどうするか問題が出てきます。
昔はアリを踏み潰すと蜘蛛の糸の話ではないけど地獄に落ちるのではと恐れていましたが、それ以外に地獄に落ちるかもしれない生き方をしてきたので、ヒアリがやってきた暁には迷わず踏んづけたいと思っています。