8月6日

今日は広島に原爆投下された日ですが、だんだん経験者が高齢化で少なくなっていくに従ってその惨禍を直接伝える人がいなくなるというわけですから、1年のうちで降伏して敗戦を受け入れた8月15日までのこの1週間ほどが日本人が戦争のことを一番考える期間だと思います(国内の各都市に空襲された日もそれぞれありますが)。

最近著書というかインタビュー本を買ったガンダム三大創造主(富野由悠季・大河原邦彦)のひとりと言われている安彦良和は出版以降あちこちでインタビューを受けていて記事を目にするような気がしますが、ガンダムのとらえられ方が自分の考えているものと違うということを述べています。

ガンダムが画期的だったことのひとつは「正義の戦争」がないという世界観で、それまで正義と悪というわかりやすい対立構造で描かれていたものの両側からの視点を持つことでそういったものの捉え方を提示したのではないでしょうか。

相手を敵視することは簡単ですけど、それだと永遠に対立したままだと思うのですが。

原点 THE ORIGIN