「超」整理手帳を使わなくなった理由

学生の時に初めて出たと記憶していますが、その時から(大して書きこむ用事もないくせに)使っていました。

お使いになったことがない方のためにご説明いたしますと、A4サイズの紙の長い方の辺を4分割したひと区画を1週間分にして、片面8週分(A4が2枚分)とカバーに差し込み用のマージンを2区画とったものを1シート、1年は52週なのでシート1枚が16週なので4枚で1年分をカバーでき、そのシートをじゃばら式に折りたたんで古いものは抜き取り新しいものを差し込むことを続けることで、普通の手帳のように使わない部分を携行する不合理さを排除した仕組みです(もちろん、古いものは入れておいても大丈夫ですが)。

f:id:g3org3:20171004115050j:image

f:id:g3org3:20171004115102j:image

 

普通の手帳はウイークリーとマンスリーのページが別なので、両方に記載しないと一覧性がありませんが、超整理手帳はじゃばらを広げることでウイークリーもマンスリーも同時に視認できます。

製本された手帳と違うので水平に開いたままにできるから、電話しながらメモすることも容易です。

メモは別で差し込んだものを使います。

これだけ挙げるとこの手帳のユニークなところばかりなのですが、毎年発売されるリフィルの価格が、スケジュールシート4本・カレンダーシート(当年と翌年を印刷したA5サイズ)・カンガルーホルダー(カバーに差し込んで使う樹脂製のポケットのようなもの)・説明書のセットが毎年100円ずつ値上がりしていき、1400円になったところでアホらしくなって買うのをやめてしまいました。

セットのうちカンガルーホルダーは樹脂製なので毎年変えるようなものではなく実質スケジュールシートとカレンダーしか要らないのですが、どこをどうしたら1400円になるのか経済学者だという考案者の野口悠紀雄に聞いてみたいです。

もうひとつ気に入らないのが、スケジュールシートのつながりが悪く、リフィルを買う人は前年から使っている人なのに(新規はカバー付きというのがあります)、前年の最終のシートと何週分被っているので差し込んだ部分に同じ日が複数存在するという現象が起きました。

スムーズに次のシートにつながることが特長であるべきなのに、こういうことに無神経なのってどうかと思うんですが。

毎年リフィルが出る時期になるとこの理不尽な値上がりと日程のかぶりにうんざりして、ついにやめてしまった次第です。

最初はあちこちの書店で売ってましたけど、今はAmazonくらいでしか目にしなくなりました。

いい手帳だと思うし、レビューを見るとみなさん気に入っておられるんですが、使うのをやめた人もたくさんいるみたいです。

かといってほぼ日に行くかというと違うんですが。

↓100円値下げを自慢している来年版(遅すぎ)

 f:id:g3org3:20171004115132j:image