メイドインジャパンのクオリティ

先日来、日本のいろいろなメーカーの品質に関するニュースが報じられていますね。
最初はけしからんと思っていたんですが、詳しく聞くと自動車の基準(完成検査)は海外では求められていないので輸出車には関係ないんだそうです。
それを知らないキャスターやコメンテーターで海外からの信用が落ちたと言っている方がいましたが。

自動車ジャーナリスト(ジャーナリストとは言うけど自動車メーカーよりなので言葉の定義としては怪しいのですが)が書いている記事で知ったのですが、自動車工場の取材では各工程で写真の角度をうるさく規制されるけど、完成検査だけはどのメーカーも規制がないんだそうです。
それはそこにはノウハウも何も無いし、上がって来る製品にそこで引っかかるようなクオリティでは作っていないからで、だから検査といってもほとんど形式的なものでただハンコを押すだけみたいなものだから無資格者でもできるという理屈のようです。国家資格でもなくて社内資格だし。
(スバルは完成品検査の資格を取るには完成品検査をやることというよくわからない決まりがあったみたいですけど)

悪法も法なり」ということで、決められた規則があればそれには従わなくてはいけないから、その観点においてはもちろん良くないけど、これらの話が本当にそうだとしたらそもそも完成品検査をやれという規則の必要性はあるのですかね。

日産やスバルは責められている方なので、自分からそういうことは言えないと思うのですが。
そもそも国がやらなくてはいけないことを大変だからということで各メーカーに自分でやれということでやっているものだそうで、それもどうなのよと思います。責任を負いたくないということなんですかね。誰かの目があるからちゃんとやるので、自習しなさいと言ってもサボったりズルする生徒はいるんでないでしょうか。

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