過去の話

スターウォーズのエピソード1〜3を見たのですが、ご存知のように制作されたのは4〜6が先で、次に1〜3という順番です。

ここまで揃っていたらこれから初めて見るという人に「どういう順番で見たらいいか」と聞かれたら、エピソードの順にというのがいいと私は思います。

確かに映像技術の発展を考慮すると制作順に見るという意見もなるほど一理ありますが、話の展開を予備知識なしに味わうには 時系列の方がより理にかなっていると思います。

というのも、登場人物がどうなるか(一番適例が生死)は新しいものを見た後古いものを見るとわかってしまっていることがあるので展開を予想できてしまう(どうせ助かる・死んでしまう)からです。

スターウォーズのようにそういう作り方をされてリアル視聴するものは仕方ないけど、例えばワンピースのようにしじゅう過去エピソードが挿入されると「またか」という思いになってしまいにはウンザリしてしまいます。

久保みねヒャダでそういう話になったとき、ヒャダインスターウォーズに関心が持てないのはそういうところだし、久保ミツロウはエピソードゼロ的なやつは新たに読者が増える訳でないのをわかっていて、ファンのためにやっていると言っていたのが印象的でした。

私が考える優れた作品はそのような手法をとっておらず、たとえば10シーズン以上作られたER(救急救命室)は数時間前から始まってオープニングにつながるという構成の回はあるけど、登場人物の過去を説明するのに回想映像は一切ありません。

島耕作シリーズが会長まで行ってしまったので学生島耕作というのをやっているけど、どうせ就職できるんでしょと思ってシラけてしまいます。

スターウォーズの2と3の間の出来事のクローンウォーズはそういう性質は確かにあってそこに関してはつまらないのですが、時間的に開いていて話が飛んでいるから理解を深める上で見ておくと楽しめるように思います。

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