また白い巨塔がドラマ化?

そんな印象をネットニュースの見出しを見た時に思ったのですが、主演が誰かとかはどうでもいいとして、私が読んだ記事の最後にこれまで映像化された時期が列挙されていました。

もともと週刊誌のサンデー毎日に連載されていたのが単行本として刊行されたのが1965年です。

以下、映像化年と財前五郎を誰が演じたか、制作局の順で

66年  田宮二郎  映画化

67年  佐藤慶   NET(現テレ朝)

78年  田宮二郎  フジテレビ

90年  村上弘明  テレ朝

03年  唐沢寿明  フジテレビ

19年  岡田准一  テレ朝(放送予定)

となっていて、要はテレ朝とフジの取り合いと見えなくもない感じがします。

映像化から最初のテレビドラマ化は1年ですが、あとは10年以上間を開けていて、どれだけ間を開けるのが適切かはわかりませんけどこれだけあけばいちおうまた作ってもいいのかなって気が私はします。

おいしいコンテンツではありますから。

しかし、題材が医学界ということで10年も経つと技術は長足の進歩を遂げていて、舞台を現代に置き換えなんかしたら整合性というかアップデートした部分が話の根幹に関わってたりすると玉突きが起きるので単なるリバイバル制作とは違う難しい面もありそうです。

それに部長回診みたいな大勢引き連れてみたいな習慣も時代にそぐわなくなっていくでしょうし。

しかし、これは人間ドラマの側面が大きいから描くのは人間の内面であるので、そこを中心にすればその他は枝葉末節だとは思いますが。

↓私は新潮文庫の旧版で読んだのが最初です。

白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)