引き分け再試合(高校野球)

1試合だけでも稀なことなのに同じ日に続けて2試合延長15回まで決着がつかない試合があり、最初は翌日の最終試合ということでしたが2試合出たので予備日をそれに充て翌々日に2試合の再試合が組まれました。

1日休みを挟むことは選手(特に投手)にとっていいことだと思います。

朝日新聞で連載されていた甲子園の名勝負シリーズのひとつで、板東・村椿が投げ合った徳島商業×魚津ですが、板東英二の方は試合前に100球くらい投げ込んでから臨むのがザラだったので練習比べれば試合なんて楽なものだったと述懐していましたけど、今はあり得ない話です。

 

再試合ということは少なくとも9回までやらなくてはならず、高校の野球部といっての選手層が薄いチームだと控えピッチャーがいないに等しいこともあり、そうなると前の試合で200球近く投げているのに加え再試合でもまた100球ほどは投げなくてはいけないのって酷だと思います。

それに勝ったとしても予備日がすでに無くなっているので決勝まで進むことは4連投を意味するので、かなり厳しい話ではないでしょうか。

 

高野連は夏の大会が終わってから検討すると言ってるようですが、WBCでもやっていた11回からランナーを置いてやるスタイルの導入をプロ以上に考えなくてはいけないと思います。

別にそのスタイルにこだわらなくてもいいですが、より上位のリーグのやり方が下に降りてくるパターンが野球なので。

 

だいたい、今は大リーグでは練習時でさえかなりの球数制限をしているのにアマチュア高校野球では何百球も投げさせている状況って遅れ過ぎなのでは?

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