もったいない地方の美術館

昨日の夕方に地元の美術館に行きました。私は地方ずまいです。

都内で美術館に行くとなると、思い浮かぶのはまずどのくらい並ばなくてはいけないかを考えて1日仕事(入っても同様なので)になるなあと少し憂鬱になるんですが、昨日行った美術館は所蔵品のいいやつを出す企画展だったのにもかかわらず、私だけでした。

閉館まで1時間を切っていたこともあると思うのですが。

なので、前の人が動かないため正面から見れないとか順番がつっかえて後ろの人のプレッシャーで説明文をしっかり読めないということがなくひとつずつ心置きなくあちこちから眺めることができ、ストレスフリーで鑑賞できました。

でも、美術館側にしてみたらこんな状況ばかりでは運営できませんのでもっとお客が来て欲しいと勝手なことを思っていました。

私はまあまあ前から落語を聴くのを趣味にしてますけど、以前は全然客席にお客がいなくて大丈夫かなあと思いましたが、ブームがやってきて満員になるとチケットがすごく取りにくくなったり事前に並んだりと余計なことをしなくてはいけなくなったのでニワカはどっか行けと思う身勝手な人間です。

落語関係書籍なんて以前は全然なかったものですが、ブームのおかげでフォローできないくらい出て反対に困りました。

私が全体をコントロールできるわけではもちろんないので、眺めてるしかないんですけど。