遺影問題

週末に祖母が死んでしまいました。

細かい話なんですけど、祖母の遺影を見て思ったことです。
経緯は詳しくわからないので想像なんですが、バタバタしている中で決めなくてはいけないことのひとつに遺影用の写真がありますけど、いいのがなかったのか、いかにもスナップの一部(誰かの法事の時と思われる黒紋付の着物)からとったものでした。
右側が前になって斜になっている姿勢と遺影としては見たことがない左に空間がある構図で、私としては違和感がありました。
自分の親なのでぞんざいにしているとは思えませんが、未来永劫それが飾られるんだから、もうちょっといいのはなかったのかなという気がしました。携帯が爆発的に広がった現在では写真(データ)は山のようにありますが、元気だったころはまだ紙焼き写真全盛だったのでその時の姿となるとあまりなかったのかもしれません。
40年近く前に死んだ祖父の場合はそれ用に撮っていたようで、写真館で撮られた証明写真よりもかなりちゃんとしたものでした。
数年前に死んだ母方の祖母の場合は、これを使ってくれと生前指定していた写真があるんですが、それは妹が小さい頃に一緒に撮った40年前くらいのスナップで、お気に入りだったんでしょうけどだいぶ違うんでないのと思いました。いいんですけど。
身近な誰かにこういうことを想定して撮っておいてくれともなかなか言いにくいものですが、せめて自分くらいはそういうのを用意しておくといいのかなと思い、定点観測的な意味も込めて毎年撮ろうということを思ったこともありましたが、結局やらずじまいで今に至っています。
普段から写真嫌いで機会があっても撮られるのは勘弁してもらっているんですが、運転免許証用の写真だけは使って欲しくありません。