「江夏の21球」

記憶で書くのですが(詳しくはウィキペディアをご参照ください)、これって元々の試合があって山際淳司が書いたものをNHK特集にしたという順番でしたかね。

週末にやっていたのを録画したのを昨日見たのですが、今の言い方でいうとこすりまくられている話でどんな内容かは知ってるんですけど、それでもすごいなと改めて思いました。

正直今のスポーツジャーナリズムというかスポーツコーナーでは「史上初」とか「死闘」とか簡単に使ってインフレ状態だから(何で10ゲームくらい離れたチーム達でクライマックスに出るのを争っているのを盛り上がってますと言えるのかとか)その言葉の価値が落ちてしまい、本当にそれに値するときに使えなくなってる気がします。

そうなる前の本当に「球史に残る」と呼ぶにふさわしい試合だったと思います。

江夏がメインなのはもちろん、両チームの選手や監督が21球の1球ごとにどんなことを考えていたかを多角的に見ることが出来、さらに野村克也が解説を加えるという重層構造ですごく見応えがありました。

すでに鬼籍に入った山際淳司の作品も昨年復刻されてるようですし、また読んでみたいと思いました。

ホットドッグプレスでよく読みました。

試合は1974年、山際淳司が書いたものは80年にナンバーの創刊号に掲載、番組は83年。ナレーションは森本毅郎。毎日ラジオで聴いてるのにエンドロールが流れて初めて気づきました。

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↓ご本人降臨
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松平定知と思ったらノムさん
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江夏の21球 (角川新書)