山田太一

やすらぎの郷が話題で倉本聰のことをよく目にするようになりました。

私は北の国からを見たことがないので倉本聰自体には思い入れも何もないのですが、同じ1934年生まれの山田太一はかなり気になる存在です。

別に脚本家志望なんかではありませんでしたが私の学生時代ですら廃番で入手困難だった大和書房から出ている脚本集を同じ敷地にあった女子短大の図書館にまで借りに行って全部読みました。

巻末のキャストを頭に思い浮かべながらという作業が楽しい読書でした。

何もない平凡な毎日を送っていても、シナリオを読むと心が揺さぶられました。

シリーズものは難しいにしても、最近ちょくちょくスペシャルドラマという形で単発の脚本を書き下ろしておられていたので、きっと倉本聰に刺激を受けているだろうから次回作も楽しみにしていたら、今週発売の週刊現代に今年の1月に脳出血で倒れて現在療養中でシナリオを書くのはおろかドラマを見る気力すらないというインタビュー記事が載っていて驚きました。

シナリオの何作かは里山社というところから最近出ているようです。

↓これは大和書房版

f:id:g3org3:20170825164456j:image

2015〜16年に出たエッセイ集

f:id:g3org3:20170825164459j:image

別冊文藝

山田太一 ---テレビから聴こえたアフォリズム (文藝別冊/KAWADE夢ムック)