東京の公立校のエアコン設置率は99.9%なのだそうです。
なのでほぼ付いていると考えていいでしょうね。
ここは地方なので現在も設置率は低いらしいですけど、私の小学生の頃を思い出すと今のような気候でなかったから、暑いではなくまぶしいことの方が問題で、 カーテン閉める閉めないみたいなことを言ってたように思います。
文科省が2003年に10年かけて北海道・東北・北陸をのぞく全国の公立校にエアコン設置をと概算要求したことがあったけど、 財務省に却下されたのだそうです。 なので予算はつきませんでしたが3割負担まではするということにしたものの、 東京のようにほとんどつけたところもあれば1桁の設置率のところもあるみたいです。四国でも香川が8割越えなのに愛媛が4.6% と(徳島25.5%、高知13.8%) 地域差というより自治体の財力が関係している気がします( 愛媛はビンボー県なのに加計学園に補助してて大丈夫なんでしょう か)。
杉並区は23区で唯一前の区長(山田宏という現国会議員) が任期中の11年間、「 暑い中で仕事ができない日本人を育ててはならない」 という理由でエアコン設置を拒否していたのだそうです( 次の区長がつけたので今は大丈夫)。
今そんなことを言ってると袋叩きにあうと思いますが、「 教育とは我慢することを教える」 みたいな考えが蔓延していたのも設置が進まなかったことに影響しているようです。 実際に東京の区長がそういうこと言ってるくらいですから、 田舎ではもっといるでしょうしね。
思い出されるのが2015年に所沢で学校にエアコンをつけることについて住民投票があって( これは自衛隊基地があるからうるさいので窓を閉めなくてはいけないというちょっと違った理由ですが) 有権者の3分の1以上いかなかったので当時は却下になったけど、 今やったら別の結果になっていると思います。
ドイツって部活はないし、28度になったら運動禁止で、 日本の4分の3の人口なのにオリンピックでメダルをたくさん取ってるから、部活をロード トゥ オリンピックに位置付けてるのは必ずしも正しくはなさそうです。 そう考えればもっと柔軟に運用できそうな気がします。 休むとダメみたいな考えがあるから朝練でもなんでもやろうとしてるけど、気候がいいならともかく、クレイジーだと思います。
部活で一生懸命やるってことは学生時代の貴重な経験だと思うけど 、 絶対的なことではないから危なそうな時はさっさと避難すべきですよね。
学生は教師には逆らえないけど、 教師も思考停止的というか教育委員会など上を見ているところがあ って指示がないと自分自身で適切な判断が下せてない気がします。
避難所になってからエアコンを慌ててつけてスピーディに対応したと猛アピールしてるんじゃなくて、 体育館のエアコンはデフォルトにしとくべきですよね。 エアコンだけでなくトイレをたくさんつけておく等も。 ホントはお風呂くらいまであればいいと思います。 使わなきゃ使わないでそれはいいことなので掛け捨て保険みたいな 捉え方で考えればいいのかと。